2024年3月16日土曜日

ウグイスの鳴き声響く春の朝

もうすぐ、春分です。今の時、大濠公園に朝散歩に行くと、晴れた日には日の出を見る事が出来ます。 ちょうど舞鶴城の石垣の左側からオレンジ色の朝日がゆっくりと昇って来ます。そして、今お城の石垣の上に、 桜まつりの為に、一時的に天守閣が作られています。どんなお城なのか。一度見に行って見たいと思います。

2024年3月2日土曜日

左上の4番、5番の歯の辺りが食事中に途中から、冷たい物、熱いものがじわっと浸みて咬めない。かかりつけの先生に診てもらったが、虫歯ではないし、原因が分からないと言われた。

と言う事で、来院されました。レントゲンを撮って調べても特に異常はありません。何が原因で浸みるのでしょうか?この方の右の下は奥歯が2本有りません。智歯は上下しっかりと噛んでいます。下の奥歯が2本無いと言う事は右咬みだったと言う事です。しかし、奥歯が2本無くなって、咬みにくいので、左で咬んで、左上の4番、5番に負担がかかって、知覚過敏症になっているようです。咬んでいる時の負担だけでなく、寝ている時も常時そこで、噛みしめているようです。それで、まず、右の奥歯2本が無くなった原因を探して見る事にしました。この方の歯の状態を左右上下よく観察してみると、右上の奥歯が左上の奥歯に比べてかなり外側にはみ出していました。この方が右咬みだった原因は、この上の2本の奥歯の外側の粘膜に対する摩擦です。開口時にこの粘膜への摩擦による刺激を回避するように、顎を右にずらして、右噛みをしていました。これが、右下の2本の奥歯が破壊され、無くなった原因です。と言う事で、右で咬めなくなったので、左で咬んで、左の上の4番、5番の歯が負担過重になった訳ですが、その負担をさらに大きくする理由がありました。この方の左下に智歯があって、内側に倒れていました。上には智歯はありません。ですから、直接には咬み合っていないのですが、内側に倒れている為に舌の側面がこの智歯の内側に強く当たって、舌の動きを邪魔しています。舌が前に出れずに、後方に下がって顎が左にずれて、左噛みになっています。その上、右の4番、5番の噛み合わせがうまくいってなくて、咬みにくい事がわかりました。要するに、右が咬みにくい状態で、しかも左下の智歯ために、左噛みになっているのが、左の4番、5番負担がさらに大きくなっている事がわかりました。そこで、まず、最初に右噛みの原因であった右上の7番、8番の外側の部分を粘膜を刺激しない形態に修正しました。次に左下の智歯の内側を舌の邪魔にならない形態に修正をし、右の4番、5番の噛み合わせを修正をしました。これで、左の4番、5番の負担が軽くなり、浸みなくなりました。更に、右下の6番、7番に義歯を入れる事をお勧めしました。